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コロナ禍のオピューム

こんばんは。ソムリエ石垣です。

レストランは楽しい場所であり、非現実を楽しむ場所ですので、コロナ禍の事について、意見を述べるような事は避けてまいりました。今日の投稿は、少し長文になり、コロナについて書いた文章になりますので、ご興味のある方だけお読み頂ければ幸いです。

 

先日、NHK様、日本経済新聞様の取材申し込みをお受けしました。オーナー西本は、日々の営業を大切に、のんびりとしたオピュームらしい営業を目指しておりますので、取材をお受けする事は、ほぼないのですが、昨年から続く新型コロナウイルス感染が拡大するに際し、大切な日常が少しでも早く取り戻す事ができるなら。という想いで取材をお受けしました。取材後、多くのテレビ取材、新聞社の取材依頼をお受けしたのですが、不特定多数の人の出入りや、取材の影響力により、ご来店くださるお客様の安全の確保ができない事を懸念し、全てお断りをしております。ただ、西本本人は、感染拡大を防ぐためにオピュームがお伝え出来ること。という目的が尻切れトンボになってしまっていることが、頭の片隅にあるようですので、西本の代わりに、私が代弁するという形で記したいと思います。

 

世界を襲った新型コロナウイルスへの対策は、皆さん同様1年以上になります。

人から人へ“飛沫”を介し蔓延する事が理解され始め、常連のお客様はご存じかと思いますが、早い段階で、『パーテーションの設置』と『マスクの取り扱い』を課題に、飲食店のガイドライン(消毒や、ソーシャルディスタンスetc)に取り組んでまいりました。

 

今回、話題になっている『マスク会食』。

飛沫を防ぐアイテムとして、様々な事を考え、案を出す度に、『マスク以上に有効なアイテムはないよね』という話になります。ただ、全てのお客様に今回の報道にあるような、マスク会食を促す事はなかなか難しい。これも、私達の本音です。

ならば。できないと諦めてしまうのか。『できないのであれば、できる方法を考えてみよう』

これが、コロナ対策の核になっている部分です。

マスクに関しては、昨年6月から、すぐ装着できるように、マスクフックをテーブルに取り付け、感染状況に応じて、マスクを外すタイミングや、席を立つ際のマスク着用をお願いするという工夫をし、予約の段階でも『家族、同じコミュニティーで過ごす人の会食』または、『お久しぶりの会食』なのかを確認し、『対面』か『対角線』で食事をするかをご選択頂くように工夫しました。そうする事で、来店頂く際の意識改革にもつながります。

※対面での飛沫を1と考えると、対角線では約4分の1になります。ちなみに横の席だと5倍になる事は富岳でも実証されています

ランチタイムでご予約のないお客様への対応は、ご家族やカップル(言い方が古いですが、、)に関しては、対面の席へ案内しますが、同僚や、ご友人関係の人は、できるだけ対角線でお座り頂く事をお勧めしています。昨年、春ごろは、対角線にお座り頂けない事も多々ありましたが、今年に入り、お客様の意識も変わり、対角線上にお座り頂く事に抵抗はなくなっています。

『マスク会食』これに勝る有効な飛沫防止はありませんが、コロナを忘れてしまう程、楽しい食事時間を過ごされているお客様に、バックアップ的にパーテーションや、アクリ板の設置、ソーシャルディスタンスを保てる席間を作る事は大切だとおもっています。

『お店の感染対策』+『お客様のご協力』があって、初めて成り立つコロナ対策。

お店のスタイルが様々ですが、きっと、それぞれの対策があると思います。

 

大切な人と過ごす時間や、友人達と過ごす賑やかな時間。笑顔で近況を語り、時間を忘れてしまう程、笑って楽しむ事を取り戻す為に、できることをコツコツと積み重ねていきたいと思います。

 

よし!また、4月5日から、気を引き締めて『美味しい時間』をお作りしておまちしております。

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